2022-09-28

練習しようと思っても中々できないあなたへ

レッスンで先生に「もっとしっかり練習してきてね☺️ゴゴゴゴ…」と言われて、
やばい!ちゃんとしなくちゃ😭!!と決心したものの、
面白いテレビがあってついつい見ちゃったり、お仕事や勉強が忙しくて時間が取れなかったり、

気が付けばレッスン前日になっちゃった。
しかも時間は20時30分でもうあと30分しか弾けないよ!?
しかも譜読みしてない曲ばっかりだ!どうしよう!!!!

な~んて人も多いのではないでしょうか?(実体験なのであまりにもリアル)

分かります。

ピアノの事が嫌いじゃなくても練習って中々…気乗りしないですよね。
漫画、ゲーム、テレビ、スマホ…楽しいですもんね。
娯楽まみれの世の中で心を強く持つのは中々根性がいります。

練習量に比例して上手くなる。という絶対の法則があるって分かっていても難しい。
そもそもまず、誘惑に打ち勝ってピアノの前に座ることが難しい。

そんなあなたに朗報!
やる気が出ないなら、脳を騙してしまいましょう🧠!!

なんだか怪しい情報商材みたいですが、
とても健全で簡単な方法なのでご安心ください。

これは、練習せずにレッスンへ行って、
あろう事か「やろうとは思ったんです😢」などと宣った愚かな私に対して、
当時の先生が教えてくれたとびきり効果的な方法です。

それは練習を完全に生活に組み込んでしまう。
ルーティン化する
という方法です。

例えば、毎日行わなければいけないけれど、
ちょっと面倒くさい事って沢山ありますよね?
例えばお風呂、歯磨き、メイク落とし、ドライヤー。

でも、これってもう体が自動で動くぐらい自分に染み込んだ動作で、
もしもしないとなると、不快・不安・気持ち悪さを感じてしまうはずです。

要は、そういうところまでピアノの練習を押し上げてしまいます。

ここまでの話だけだと
「話が違うよ先生!やる気が出ないのにどうやってルーティン化するの!?
練習が出来ないって話だよ😡」と幼い私が逆ギレしそうですが、

大丈夫🙆‍♀️詳しいやり方を説明しますね。

まず毎日練習を開始する時間を先生や保護者の方を交えて相談・決定をして、
スマホのアラームなどを設定しておきます。

そして、時間を決めたら必ずぴったりにピアノの椅子に座る。

実はたったそれだけ!簡単ですね✨

 

あとは、自然と練習してしまうはずです。
目の前に鍵盤があるのにわざわざ違う事を始める人って少ないですよね。
あればとりあえず触ってしまうはずです。

そして、触ってしまったらこっちのもんですフフフ・・・😏

人間は何かをやり始めると、やる気の有無に関わらず、脳で作業興奮という作用が働きます。

今日は何かやる気が出ないから学校や仕事に行きたくないな~と思っても、
とりあえず行ってしまえば普通に仕事や授業に参加出来たりする。
その感覚に似ていると思います。

時間になったら必ずピアノの前に座る。そしてとりあえず鍵盤に触ってみる。
すると、気付けば集中して練習していて、1時間なんてあっという間✨

最初は慣れなくても継続していくにつれて
やらないと気持ち悪いなと感じる所まで固定できます。

これは、大人にもこどもにも有効な方法ですし、ピアノ以外にも応用が可能です。

ちなみに私は、幼少期は19時になったら必ずピアノの前に座ると先生と約束をして、
大人になってからは、自宅に帰ったらまずピアノの前に座る。
というルールにしていました。

まあ、とは言っても、

私たちは人間なので、毎日頑張れていても、時たま
お風呂に入りたくなかったり、歯を磨くのが面倒くさかったり、
へとへとに疲れていてメイクも落とさずこのまま寝てしまいたい。
などと思う日が必ずあります。

特に幼少期はそうですよね。

私も幼稚園から小学校低学年くらいまでは
どうしても時計やアラームを無視したい気持ちになってしまい、
いつまでもピアノの前に座れないなんて事もありました。

まだ感情のコントロールが自分でできないんですね。

そんな時は保護者の方々の出番です。
我が家の場合は母が椅子の前に座らせてくれていました。

嫌がる我が子を座らせるのは少し心苦しいかもしれませんが、
時間だよ~!と心を鬼にして座らせちゃってください。

大体の場合、椅子の前に座らせてそっとしておくと
いつの間にか練習していると思います。

本人がやりたくないと泣いていても怒っていても眠たくても
決めた時間にまず座って鍵盤を触るということが大切です。
習慣ってそうやって形成されていって、
そして、みんなそれを乗り越えて上手になっていくと感じます。

ちなみに、私は不真面目な生徒だったので、自主的に練習が出来るまでに
合計4年くらいかかったので、我が家では4年間の壁と呼ばれています。

周りの友人たちに聞いても大体9歳くらいまでは
自分で練習を始めるのは難しかったかな?と言っている人が多いイメージです。

なので、習い始めからそういった癖付けをして、
なるべく楽にルーティン化しちゃう。これは必須項目だとして、

お子さんが小さい場合は、保護者の方々に、
たまに来る”難しい日”を無理のない範囲でサポートしてもらうことが大切かなと思います。

ちなみに、こういった脳の特性を利用する方法は、
脳研究者の池谷裕二さんが沢山本を書かれていますので
ご興味がある方は読んでみると面白いかもしれません。

今回は自宅で練習する習慣がなかなか定着しない。どうしよう
というテーマで、実際私が行った方法をご紹介しました。

ピアノが大好きだけど中々家で練習が出来ないんだよな〜。
とお悩みの方は是非お試しくださいね
効果は私で実証済みなので、必ずプラスになりますよ♪

ピアノは練習すれば必ず上手になります。
反対に、練習しないと必ず下手になります。
常にプラスかマイナスです。

そして、弾けるようになるともっともっと楽しく、
もっともっとピアノが好きになるはずです。
応援しています。頑張って💪

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